OTC類似薬の保険適応除外に賛否

トピックス

医薬品には、医師の処方なしで購入可能なOTC医薬品と、処方箋が必要な医療用医薬品がある。

政府は、医療用医薬品の中で市販薬と成分や効果が似ている「OTC類似薬」に関し、保険適応を除外することを検討している。

メリットとしては国の医療費を削減できることが挙げられており、OTC類似薬を全て保険適応除外とすれば年1兆円の医療費削減が可能と政府は試算している。

デメリットとしては、患者が受診控えをすることや、自己判断で薬を服用したりすることが挙げられ、重症化してから受診する例が増える可能性もある。
適応除外に対する医師の賛否は立場によって異なる。

病院勤務医の69%が保険適応から外すことに「賛成」「どちらかと言えば賛成」と答えた。病院経営者は51%、外来収入の比率が高い開業医は36%にとどまった。
適切なセルフメディケーションが行われれば重症化の懸念はある程度解消される。

ドラッグストアでの薬剤師や登録販売士の力量が試される局面だ。患者、医療現場の医師の声を聞きつつ、高いリスクに備える「保険」の役割も踏まえた上で慎重な議論が必要である。

LINEで相談する